ニュース:「オンキヨー」ブランドが新体制で国内流通を再スタート!
2022年9月21日
去る2022年8月3日、東京都港区赤坂インターシティ the AIR 1/3にて、Premium Audio Company※による初の事業戦略発表、およびOnkyo、Integra、Pioneer、Klipsch、Jamoの新製品の合同発表会が開催されました。1980年代にオンキヨー「ラディアン」など数多くのTVCMに出演された南野陽子さんがゲストとして登壇することもあり、多くの報道陣にお集まりいただきました。
※PREMIUM AUDIO COMPANY
Premium Audio Company, LLC.は、Klipsch、Jamo、Mirage、ProMedia、Magnat、Heco、MAC AUDIO、ONKYO、INTEGRA、PIONEER、Eliteといった伝説的で革新的なブランドを擁しています。
新たな体制で再スタートを切る「オンキヨー」の国内展開について
2021年9月米VOXX社のオーディオ事業会社であるPremium Audio Companyは、シャープ株式会社様との合弁会社、オンキヨーテクノロジー株式会社を設立し、オンキヨー、インテグラのブランドおよび映像音響事業の全ての知的財産を取得しました。また同時に、パイオニア株式会社とはホームAV製品のライセンス契約を締結しております。Premium Audio Companyは、Onkyo, Integra, PioneerのホームAVに加え、Klipsch, Jamoというスピーカーの日本国内における販売代理店としてティアック株式会社と契約を締結しました。
オンキヨーのものづくりのDNAを継承した「オンキヨーテクノロジー株式会社」
上山(Premium Audio Company 日本担当ディレクター):本日お伝えしたい最も重要な点、それは1946年に創業しましたオンキヨーのものづくりや音づくりといったDNAを、オンキヨーテクノロジーの技術メンバーが継承しており、オンキヨー独自の技術をさらに進化させ、製品のクオリティを高めている点です。
オンキヨーテクノロジー株式会社には約80名のエンジニアメンバーが移籍し、東大阪市を拠点に、オンキヨー、インテグラおよびパイオニアブランド製品の開発設計を継続しております。このものづくりのDNAの継承が新しいオンキヨーブランドの本質です。
オンキヨーブランドから新たなAVアンプ
「TX-RZ50」、「TX-NR6100」、「TX-NR5100」を発表
この日発表された新製品
理想的な視聴空間を実現する Dirac Live, リアルな音像を再現するスピーカー制動力、最高のホームシアター体験を実現する9.2ch AVレシーバー「TX-RZ50」。
TX-RZ50 9.2-Channel THX Certified AV Receiver
https://www.onkyo-audio.jp/tx-rz50
ホームシアターサウンド認証THX Select™取得、迫力の8k映像と立体音響を楽しめる7.2ch AVレシーバー「TX-NR6100」。
TX-NR6100 7.2-Channel THX Certified AV Receiver
https://www.onkyo-audio.jp/tx-nr6100
そして最新のHDMI 規格、8k映像、3次元音響、今までにない映画・ゲーム体験を実現する7.2ch AVレシーバー「TX-NR5100」。
TX-NR5100 7.2-Channel 8K AV Receiver
https://www.onkyo-audio.jp/tx-nr5100
記者発表会場に展示された「TX-RZ50」、「TX-NR6100」、「TX-NR5100」
上山:またオンキヨーブランドからは、ホームシアター製品のみならず、2chオーディオ機器も順次ラインナップ強化を進めていきます。今後益々、多くのお客様に、音楽を楽しんでいただけるラインナップの強化を進めていきたいと思っております。
あらたな体制で再スタートを切るにあたっての、Premium Audio Companyのアジアパシフィック シニアヴァイスプレジデントのヴィンス・ボナコルッシからのビデオメッセージ。
パートナー企業であるDTS社エグゼクティブバイスプレジデントのギア・スカーデン氏からのビデオレターです。
Dirac社のエリック・ルドルフィー副社長からのビデオレターです。
好評を博したゲストの南野陽子さんのトークコーナー
発表会の最後に登場したのが、1980年代にオンキヨー「ラディアン」など数多くのTVCMなどに出演された、ゲストの南野陽子さんです。オンキヨーにまつわるいろんな思い出話やエピソードなどのトークが展開されました。聞き手はオンキヨーテクノロジー株式会社 マーケティングディレクター 宮城謙二が務めました。
対談に先立って南野陽子さんが出演されたオンキヨーの1980年代のCMが会場に流されました。
宮城:アイドル時代のオンキヨーのCMをご覧になっていかがですか。
南野陽子さん:久しぶりに見ましたけど、本当に懐かしいです。当時コマーシャルは海外が多くて、ツアーを組んでレコードジャケットや雑誌やいろんな撮影を分刻みでやっていた頃です。野村誠一さんというカメラマンの方が撮ったものだと思うのですが、オンキヨーさんの作品は、ファンの方が喜んでくださったものが多かったと思います。今でも俳優さんや芸人さんの方と共演するとき、当時のテレカやカタログを持って来て「サインしてもらえますか」って言われることがあります。みなさん大切にしていてくださったようです。嬉しいですね。
宮城:ところでオンキヨーのCMを始めた当時、オンキヨーはご存じでしたか。
南野陽子さん:すいません……知らなかったです(笑)。女子高生ですから興味がファッションの方ばっかりに向いていて……。でも父親がすごく音楽好きで、お家ではステレオでちゃんと聴いていたので、後々思い返すとあれがそうだったんだ。私はあの時触れていたんだって思います。
でもオンキヨーさんのコマーシャルをさせてもらってからは、ちゃんとオンキヨーのステレオで、お家に帰って音楽を聴いて、自分なりにクールダウンというか、撮影で泣くシーンを撮ったりとか、長い台詞を言ったりするシーンなんかの後は、なかなか眠れなくなったりもするので、オンキヨーのステレオで好きな曲とかをかけて、落ち着かせて寝るみたいな、そんな時間でした。
宮城:南野陽子さんは歌手、女優の側で活躍されています。我々はハードウェアを作る。コンテンツとハードウェアの関係で言えば、ハードウェアだけですと単なる鉄の箱です。我々は中で流れるコンテンツというものが、非常に重要なものになっています。南野さんは、オーディオに関する思い出はありますか?
南野陽子さん:私の父がクラシックとか映画音楽が好きでレコードを持っていたので、私も父のレコードプレーヤーで聴いていました。中学ぐらいからは自分でCDを買ってきて。山下達郎さん、サザンとか。当時貸しレコード屋さんの時代だったので、借りて、聴いて、カセットに録音して、学校帰りに返して、という感じでした。懐かしいです。
私自身の音楽活動としては、昨年、16年ぶりの新曲2曲も収録したアルバム、コンセプト・ベスト・アルバム『Four Seasons NANNO Selection』を出させていただきました。そして16年ぶりの新曲「空を見上げて」「大切な人」の2曲を7インチ・アナログ盤で出させていただきました。
宮城:8月には南野陽子フィルハーモニーオーケストラーでのコンサートもあると聞いています。ますますのご活躍を期待しています。
南野陽子さん:ありがとうございます。
以上、プレス発表会のレポート、いかがだったでしょうか。
いよいよ復活となるオンキヨーに、ぜひご期待ください。